ZILLY’s blog

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「PRIKIL」の今後について考えてみた。

先日、ついに Who is Princess? から生まれたグループ「PRIKIL」のデビューメンバーが決定し、「シューイチ」にてお披露目も行われました。

画像:「シューイチ」オフィシャルTwitterアカウント @shu1tv より

今日は「PRIKIL」が今後どんなグループになって行くのか考察したいと思います。

まず、デビューグループ名の「PRIKIL」ですが、Princess( Who is Princess?から誕生)の PRI と KILL(相手を魅了するステキな装い)の KIL を合わせた名前で、世界的魅力を発信する PRINCESS という思いが込められているという事でした。

元々、Who is Princess?が始まった時から、結成されるグループのコンセプトはガールクラッシュと発表されていました。

では、ガールクラッシュとはどんなグループなのか?

実は「なんだか強そうな感じのグループ」みたいな曖昧なイメージを持っている方も多いのではないかと思うので、まずはガールクラッシュについて考察したいと思います。

まず、ガールクラッシュ(アイドル)とは、今までの男性に向けた女性アイドル像ではなく、女性が惚れる女性アイドル像という事のようです。

では、「誰が最初なの?」というと明確にはなっていないのですが、やはり2009年デビューの 2NE1 がガールクラッシュの始まりというイメージは強いようです。

もちろん、それ以前のグループ、Baby V.O.X(1997デビュー)や、2NE1と同世代の 4minute を推す声も見られます。

この頃のガールクラッシュ グループは「強い女性」のイメージが色濃いですが、現在のガールクラッシュ グループはITZYの「WANNA BE」での「誰が何と言おうとも 私らしくいたいの 誰かになる必要ないよ ありのままでいいの」という歌詞に代表されるように、「強い女性」から「誰にも縛られない、自由な女性」へ少しイメージが変わってきたようです。

今回、PRIKILに選ばれた5人は、落選した練習生に比べて強い女性感は薄いですが、最近のガールクラッシュの変化からも、今迄のガールクラッシュのイメージにとらわれない人選が行われたのではないかと思います。

では、PRIKILの5人がガールクラッシュ(女性が惚れる女性アイドル像)としてどういったグループになって行くかを考えた時、全員中学生のPRIKILが、正直20代以上の女性のあこがれの存在を目指すは難しいと思われ、同年代の女性の憧れをめざすのではないかと思います。

女子中学生が憧れるアイドル像として、僕個人が日本のアイドルで一番ファンの10代女性率が高かったグループとして思い当たるのは今は亡き「フェアリーズ」です。

フェアリーズのライブ、リリースイベント等には10数回程度しか行っていませんが、女性アイドルにしては女性ファン率が非常に高く、特に10代の女性ファン率が高くて、リリイベに制服でやってくる10代女子も多かったです。

フェアリーズは「海外で勝負していける世界に通用する実力派グループ」をコンセプトに、安室奈美恵、MAX、SPEED等を輩出したライジングプロダクションが手掛けたグループで、メンバーは提携する全国13地域のダンススクールに通う100人以上の候補者から選ばれたというあたりも、FTISALNDやCNBLUE、AOAやCherry Bulletを輩出した韓国の芸能事務所、FNC ENTERTAINMENTの日本法人、FNC ENTERTAINMENT JAPANが全国からから選りすぐった練習生から、サバイバルオーディションで選ばれたPRIKILに、とても境遇が似ています。

また、フェアリーズは、ダンスコンテスト世界チャンピオンとして有名なDA PUMPKENZOが振付や指導を行っており、とてもダンスに力を入れているアイドルグループです。

そういった意味でも、K-POPアイドルグループは非常にダンスに力を入れていますので、そこも近いと思います。

あとは フェアリーズには、CUTiEレギュラーモデル、Seventeen専属モデル、ニコ☆プチ専属モデルが在籍していたことも10代女性人気に大きくかかわっていると思われるので、PRIKILでも、こういった10代女性をターゲットとしたファッション誌に働きかけていく事が必要ではないかと思われます。
PRIKILという名前に「相手を魅了するステキな装い」や「世界的魅力を発信する PRINCESS」という思いを込めたあたり、ファッションに対する意識は高いと思います。

また、韓国ではグループのマンネ(末っ子)が中学生というケースはそんなに珍しくないですが、日本ではよくある中学生だけのグループはあまり聞いたことがありません。

一つには、日本とは違い韓国では練習生としての育成期間が長いケースが多く(短い人もいる)、必然的にデビュー年齢が高くなるという問題と、韓国芸能界では7年契約問題があり、日本のように若年層のグループをデビューさせ、デビュー後の成長込みで考えた場合、最も売り時というか、脂の乗った年齢の20台前半で契約問題が浮上するため、事務所的にも面白くないという面があります。

そういった韓国での状況も考え、PRIKILは当初日本を主体とした活動を行っていき、3年程度後に韓国を含め、世界をターゲットにして活動していくといった構想なのではないでしょうか。

また、日本で成功した、ガールクラッシュ グループはBLACK PINKくらいなので、PRIKILの日本デビューの際に、あまりにもガールクラッシュ感を打ち出すのも冒険ですので、メッセージとして「誰にも縛られない、自由な女性像」は発信していくと思いますが「強い女性像」を強く打ち出した、楽曲や衣装にはならないと思います。

現在のプロモーション画像での衣装は(下画像)BLACK PINKのモチーフに、新鮮さと柔らかさを加えたような印象で、これからの方向性を示していると言えるのではないでしょうか。

画像:オフィシャルTwitterアカウント @PRIKIL_OFFICIAL より

2022年5月のデビューに向けて、今後どういった事が待ち受けているのか、楽しみですね。




それでは、今日はこの辺りで…