昨日、日テレ系列の読売テレビによる音楽特番「ベストヒット歌謡祭2021」が放送されました。
こちらに、女性アイドルとしては、乃木坂46を筆頭に坂道シリーズは、櫻坂46、日向坂46。
AKB48グループからは、本店 AKB48と大阪の支店 NMB48。
K-POPグループとしては、NiziUが参加しました。
中でも、NiziU は番組の目玉扱いだったので、とても期待しましたが、あらかじめ収録した、楽曲披露のみだったので、生の声を聴くことは出来ませんでしたが、PV以外の映像は初だったので成長を確認出来たのが良かったです。
まず、番組のトップバッターは乃木坂46で、今年6月に発売した、遠藤さくら がセンターの「ごめんねFingers crossed」を披露しました。
番組の最初に、なんの前置きもなく、いきなり曲から始まる演出でした。
つまりそれだけで音楽特番の特別感が演出できると、番組制作陣は考えているわけですので、乃木坂46への信頼が感じられます。
今回、乃木坂は2曲披露したのですが、もう1曲は、12月15日に発売される、10周年にして初めてのベストアルバムから、先行配信されている、卒業発表した 生田絵梨花をセンターにした「最後のTight Hug」です。
もう一曲を「ごめんねFingers crossed」にしたということは、乃木坂運営としては、中心メンバーとして、もっと遠藤さくらを認知させたいようですね。
乃木坂運営が考える、次期エースは、与田祐希でも山下美月でも賀喜遥香でもなく、 遠藤さくら ということなんでしょうね。
もしかしたら、一期生である、齋藤飛鳥の卒業は、けっこう近いのかも・・・ちょっと、勘ぐりすぎかもしれませんね。
AKB48は、今年の9月発売のシングル、「根も葉もRumor」を披露。
残念ながら、この曲で素晴らしいダンスを見せている、横山結衣は11月29日の公演で卒業することになりましたので、パフォーマンスが見られるのも、あと数回といったところでしょうか。
それにしても「根も葉もRumor」はAKB48としては久しぶりに、気概を感じるシングルで、しかもこのダンスを前面に打ち出した方向性なら、持ち直す可能性も考えられただけに、そのダンスの中心にいる横山結衣が卒業、イコール 現在のAKBのダンス路線の方向性に暗雲が立ち込めることになってしまいます…
気を取り直して、放送の感想ですが、いまダンス路線を打ち出したAKB48なのに「なんで柏木由紀がダンスについていけないことがピックアップされるのだろう?」という疑問が…
それって、「特番の視聴者層は幅が広いので、AKB48で知っているメンバーは柏木由紀しかいないだろうから、柏木ネタで行こう!」という事なのか?
正直、ネタもいまいちだし、カメラワーク、ライティング もいまいちだったので、やっぱり下がっている現状から立て直すのは容易ではないなと思いました。
続いて、櫻坂46と日向坂46です。
田村保乃からカメラをPANさせて流す演出がキマっていました。
今回、全体を通して、演出的には ? なことが多かったんですが、櫻坂の演出はとても良かったです。
パフォーマンスも非常によく、通常のアイドルダンスとは違う、狂気を表現したダンスですが、とても見どころがありました。
それに対して、日向坂の演出ですが、ちょっと手を抜かれたように感じたというか、演出的には工夫を感じなかったです。
バックの絵も、日向坂で向日葵(ひまわり)というのも安直に感じました。
もちろん、日向坂のパフォーマンスは良かったのですが、見せ場のダンスもカットされていたので、もったいなく感じました。
次は、乃木坂46、生田絵梨花の卒業曲、TV初披露でした。
曲披露は良かった… 欲を言えば、ドライアイスのスモークとかで、幻想的にする演出などが欲しかったところではありますが…
それより、最初に「各期の代表メンバーからのメッセージにも注目ください」的なことを言ったので、「どこで出るんだろう?」と期待して見てると、出たのは、曲が終了するときでした。
「えっ、それなら最初に言わなくても… 言わなかったらサプライズになったのに…」と思ってしまいました…
でも、メンバーみんなが生田絵梨花のことを大切に思っていることが、とても表現されていて、いいステージでした。
そして NiziU ですが、生放送ではなく収録で、新しく出来た 隈研吾が設計した、「ホテルロイヤルクラシック大阪」のチャペルと思われるところでのパフォーマンスだったのですが、スペース的に窮屈で、カメラも回り込んで撮れない状況だし、ライティングもただずっと当てているだけだし、特別な展開もなく、まるでTVというより練習スタジオで撮影してるよう。
曲のイントロのイメージからチャペルにしたのかもしれませんが、それならもっと良いチャペルが大阪にはいっぱいあるだけに残念です。
せっかく久しぶりのTV出演だし、番組の目玉的にCMでも煽っていたのにこれなのかと、残念でした。
もちろん、メンバーのパフォーマンスに対してではなく、番組の演出がちょと…
それに衣装も、PVのような感じではなく、何だか色々詰め込みすぎみたいな感じで、焦点が定まらないというか、目にうるさい感じでしたし、AYAKAのパンツは「さすがにこれはないだろ~」って言いたくなるような、テカテカで中途半端な太さで、さらに腰のあたりに金のジャラジャラまでついた「大阪のおばちゃんか?、それとも昔のロッカーか?」と言いたくなる感じでしたし、それこそ全員のパンツを全て黒スキニーに統一するだけで、焦点もしぼられて、もう少しまとまりが出来たのにと思いました。
なにしろ、これだけ衣装がガチャガチャだと、合っているダンスもズレているように見えてしまいます。
なんだか、文句ばかりですいません、それでもダンスの統一感や、脱力など、全体的なスキルアップを感じましたし、歌の方では特にAYAKAの歌が非常にレベルアップしていました。
前は正直、AYAKA だけ声のフォーカスが出来ていなくて、一人声が浮いている感じがあったのですが、(楽曲では上手くそれを生かし、かわいく見せるパートで使われたりと工夫されていましたが)今回はビックリするくらい上手くなっていました。
来週のMステに出演するみたいなので、そちらを期待しましょう。
最後にNMB48ですが、この番組用に渋谷凪咲のために秋元康が書き下ろしたそうです。
いや、凪咲は凄いですね。
なんと、今年のTV出演本数が300本以上だそうです。
でも、昔から凪咲を見ていたので、今の状況は納得です。
「やっと見つかったな。」という感じ、凪咲の凄いところはふわふわしてるようで芯があるし、必ず一本の番組内で、見どころを作って仕事をするところ。
3年ぐらい前に実家に帰って、弟とTVを見てるときに偶然 凪咲 が出ていて「この子凄いんだよ」と弟にプレゼンまがいのことをしたくらい、昔から買っていました。
ただ、ステージ演出的には、日向坂の時に使ったひまわりの絵を使いまわしたりしていて、さすがに同じ番組内での使いまわしはやめて欲しいと思いました。
NMB48には、梅山恋和や本郷柚巴など若手にいいメンバーがいるので、もっと注目が集まればいいなと思っています。
今回の「ベストヒット歌謡祭2021」は久しぶりのTV出演の NiziU の出演や、他にも多くのアイドルグループが出演したので注目していましたが、演出レベルの低さはちょっと残念でした。
ただ、 NiziU 以外にも、乃木坂46の生田絵梨花の卒業曲初披露やNMB48の渋谷凪咲センター書き下ろし曲など、見どころは多い番組でした。
それでは、今日はこのあたりで…