今、ニュースの中心は自民党総裁選挙ですね。
管総理が総裁選挙には出馬しないことを発表したことで、「次の日本を動かす人は誰になるのか?」注目が集まっています。
「菅総理では衆院選は戦えない!」と思っている自民党若手議員の動きが引き金になりました。
そういった経緯からみても、今回の選挙の争点は「どの人を総裁にしたら選挙に勝てるのか?」ではないでしょうか。
つまり、各立候補者はいかに「私を総裁にしたら衆院選に勝てる!」とアピール出来るかが重要になってくる訳です。
では有権者から支持を得るにはどんなアピールをすればいいのでしょうか?
有権者に最も有効なアピールは「あなたに良い事(減税とか)をしてあげる」では無いと言われています。
では、どんなアピールが最も有効だと思いますか?
実は、最も有効なのは「あなたの嫌いな人に嫌がらせ(増税とか)をしてあげる」だと言われています。
人間って、本当に最悪な生き物ですね(笑)
アメリカ前大統領のトランプが絶対に勝てないと言われたヒラリー クリントンとの大統領選で示した公約の中で、特に話題になったものは、メキシコとの国境に塀を作ることだったり、中国と為替問題で喧嘩することだったり、イスラム教徒を入国させないことだったり、アメリカ軍の基地のある国に多額の費用を負担させる事でした。
この公約が話題になったことで、世論は真っ二つに割れ大論争になりましたが、結果的には勝利したのです。
そして、今回の総裁選立候補者の多くが公約に挙げているのが、株式投資の利益に掛かる税率の引き上げです。
つまり、「働かずに儲けたお金持ちに増税するよ!」とアピールしている訳です。
立候補者の腹積もりは、これを聞いた自民党議員が「庶民の嫌いなお金持ちが嫌がる公約は支持率が上がるはずだ!」と思って自分に投票してくれるのではないか、ということでしょう。
しかし、自民党は基本的には「庶民の味方」ではなく「資本家の味方」の党です。
本当に資本家が嫌がる公約は、いまだに自分の意志ではない投票が多いと言われる日本の選挙では、逆に自分の首を絞めてしまいかねませんので、そんなことはやらないでしょう。
実際には含み益(利益確定しない)や法人活用などの逃げ道もありますし、お金持ちは困らないようになっているようです。
PS,僕は特に支持している政党はありません。
それでは、今日はこの辺りで。