ZILLY’s blog

過去のさまざまなブログを合体。新しくも書いていきます。

TIF2017 ~アイドルブーム・ピーク期の事件簿~

先日、「TIF2021 ~最終日ピックアップアイドル紹介~」でピックアップアイドルとして、日向坂46を紹介しました。

その際、TIF2017での 佐々木久美 大激怒事件 について書いたのですが、日向坂だけでなく、2017年の東京アイドルフェスティバルでは、象徴的な事件が色々起こったのです…

2017年といえば、年末の第59回日本レコード大賞で、人気の翳りは感じながらも、優秀作品賞に「願いごとの持ち腐れ」でAKB48が選ばれましたが、大賞は「インフルエンサー」で乃木坂46が受賞した年でした。

この時が、アイドルブームの頂点であり、アイドル冬の時代の幕開けでも、あったのではないかと思います。

「何故、ブームの中心が、AKBから乃木坂に代わる事がアイドルの終焉に繋がるの?」と思われるかもしれません。

よく、乃木坂の事を「清純派アイドル」なんて表現を見かけますが、僕は乃木坂運営、また秋元康乃木坂46で目指しているものは「アイドルでは無い」のではないかと思っています…

この話はまたするとして、本題の東京アイドルフェスティバル 2017の回想です。


東京アイドルフェスティバル 2021 の全ステージのキャパシティを合わせた数は 3,500人~4,000人程度でしたが、 東京アイドルフェスティバル 2017 の全ステージのキャパシティを合わせた数は20,000人程度、つまり2017年には今の5倍以上のキャパシティで、まさにアイドルブームの頂点でした。

そして、この年のTIFでの一番の事件は、「欅坂46」の絶対的センター、平手友梨奈の様子がおかしい事が発覚した事でした。

僕もステージを見ていましたが、ダンスがダンスになっていないし、「もしかしたら、今自分が何をしているのかも、正確には把握できていなんじゃないのか?」と感じるくらいおかしい状態で、当時キャパシティ5000を超えていたであろう、HOT STAGE でも、ほとんどの観客が気付くのではないかと思う位、異常な状態だったんです。

その後メディアの記事で知りましたが、スタッフから取材陣に「平手は体調不良でのパフォーマンスなので、平手に寄った写真や、フォーカスした記事はやめて欲しいとのアナウンスがあった。」との事。

通常はステージに立っている(出演させている)のに、そのようなアナウンスがあること自体が普通ではないようでした。

その後、欅坂46在籍中に、平手友梨奈が以前のような笑顔を人前で見せることは、ありませんでした…


他にも、同じ坂道シリーズの「乃木坂46 3期生」のステージでは、途中なんとサプライズで白石麻衣ら選抜メンバーが登場して「ガールズルール」を歌い始めると、もう完全に選抜メンバーたちが主役を取って、3期生たちがバックダンサー化してしまうというような状態になり、ネットで「先輩が後輩のステージを乗っ取った!」と一部炎上したみたいです。

僕は観ていませんでしたが、まあこの位は微笑ましい事件ですね。

実際のところは、乃木坂46本体での出演を発表してしまうと、収集がつかなくなることが予想された為、 乃木坂46 3期生 の出演という告知になったのではないかと思います。


次は、=LOVE 指原 日傘 事件です。

2日目の HOT STAGE に「=LOVE」が出演したんですが、そのステージ脇で指原莉乃が腕を組んで、鬼の形相でメンバーをガン見していて、しかもその指原が立っているエリアは日傘を刺してはいけない場所(日傘で後ろの人が見えなくなる為)で、他のアイドルがそこで日傘を刺していたら、他の場所に移動を促されたりしていたのですが、HKT48 のエース 田島芽瑠 が後ろから指原に、日傘を差しかけている状態だったのですが、さすがに鬼の形相のチェアマンにスタッフも注意出来ない状態で、これは完全に傍から見ると、指原はものすごく態度の悪い人に見えていたのでした。

本当のところ、鬼の形相は こんな大きいステージ初体験の「=LOVE」メンバーを心配した顔だったのではないかと思いますし、日傘はそこが差してはいけない場所だったのを知らなかったんだろうし、エースの 田島芽瑠 がまるで、しもべの様に振舞うのは、いつもの事で、ただ単に田島芽瑠 がそうしたいだけだと思います。


BiSHの30分で1曲事件

2日目の HOT STAGE のトリ、 HKT48 の一つ前にBiSHが登場し、「お前ら!サビの振付、ここに居る全員が一緒にやらなきゃ、次の曲やんねーぞー!」と言い、「星が瞬く夜に」を歌い始めましたが、まさかの宣言通り、延々と30分間「星が瞬く夜に」をやり続けるという事件が起こりました。

僕はこの時、HOT STAGE の通路を最前ブロック目指して進行していたところでしたが、4回目を繰り返したあたりから、会場全体がハイで異様な盛り上がりになりました。

この時にスタンバっていた指原は、「この盛り上がりでみんな満足して、HKTがステージに出た時、人がいなくなって、しまっているんじゃないか」とガクブルだったことを、この後の HKT48 のステージでのMCで、泣きながら話すのです。


そして、僕が全TIF史上、最も激怒した 朝日奈央元アイドリングメンバー による、SMILE GARDEN 大トリ乗っ取り事件です。

TIF2021 ~2日目ピックアップアイドル紹介~」でも書きましたが、最初は小さいステージから始まったアイドルたちが成長して、SMILE GARDEN のトリを飾ることが、TIFで最も美しい情景なのです。

そして、この2017年の SMILE GARDEN の大トリを飾ったのが、今は亡き「アイドルネッサンス」でした、まさに彼女たちは毎年ステップアップを重ねてこの SMILE GARDEN の大トリにたどり着いたグループでした。

アイドルネッサンスというグループは、真っ白な制服衣装に、ノーメイクでカバーソングを歌うグループで、これは 只そんなアイドルグループを作っても、高校の学園祭にしか見えなくなってしまうのですが、彼女たちは全く違いました、そんな実力のあるグループだったからこそ、SMILE GARDEN の大トリという、大役を任されることになったのです。

アイドルネッサンス推しというわけでは、なかった僕ですが、思いっきり最前ブロックで声援を送りました。

そして、最後の曲が終わり、感無量の心地だった時に、悪夢が起こります。

SMILE GARDEN のステージに 朝日奈央元アイドリングメンバー 数名が現れ、しゃべりだしたのです。

「なんだこいつら、何しに来たんだ。」と訝しげな眼でみていると、こともあろうかアイドリングの曲を大した練習もしてない感じで歌いだすではありませんか…

もちろん、朝日奈央ら元アイドリングメンバーはプロデューサーに言われてホイホイやって来ただけなんでしょうが、非常に不愉快なステージになった為、最前ブロックに居た多くの人が帰りだし、さすがに朝日も、「なんかヤバいことになってきた…」みたいな表情になってきたのでした。

正直、もしこれが HOT STAGE で行われていたら、こんな反応ではなく、普通に受け入れられていたんじゃないかと思います。

当時の SMILE GARDEN での大トリを大切に思う、ファンやアイドルの気持ちを、運営側は全く分かっていなかったという事が露呈した事件なのでした。

まあ、露呈しただけで、運営側の上層部はそういう人達だろうという事は、TIFに足を運んだアイドルファンなら、大概ひしひしと感じていたんですけどね…








それでは、今日はこのあたりで…