ZILLY’s blog

過去のさまざまなブログを合体。新しくも書いていきます。

「誰も教えてくれないリスク」      ~投資はじめました…Vol,1~

 ブログを書くのは随分久しぶりになってしまいました。
しかし、実はこの間に数回、書きかけては止めるというのを繰り返していました…

 今日、ブログを書いてみようと思ったのは、今年の6月中頃から株式投資を始めていたのですが、今月に入ってからやっと利益も出て、また自分なりに「投資の事が少しわかって来ているな」と感じてきたからです。

 まず、「なんで6月に投資を始めたのか?」ですが、本当はコロナ前に米国株投資を始めようと株の勉強していたところ、コロナが広がって来て「ヤバイこれで大暴落するんじゃないの?」と思っていると、本当に大暴落が始まり、しかしそれもつかの間、2カ月程で今度は急上昇していったのですが…
 コロナの状況が悪いままだったこともあり、結局その時は手を出せなかったのです。

そして、急角度で上がり続けた米国株ですが、今年初めからドンドン下がり始めたのです。
前回株に手を出せませんでしたが、その後も米国株には関心があり、ある程度勉強を続けていて、仕入れた情報や分析から、この7月から上がるかもしれないと予想していました。

 コロナショック時に二の足を踏んでしまったことを後悔していましたので、今回だけはこのチャンスを逃さないようにと6月中頃から少しずつ米国株投資を始めたのです。

 最初はETFから始めるのが常套手段ですが、僕は色々情報を得て考えて投資をしたいと思ったので個別株投資から始めました。
ETFとは個々の会社の株を集めたものを買いやすい価格で販売したもので、例えばVTIという名前のETFは全米の上場企業をひとつにまとめたもの。他にも全世界の主な会社だったり、IT企業をまとめたものや、ヘルスケア企業をまとめたものなど多種多様。

とはいえ、米国の企業状況など、わからない事も沢山あるので、勉強するために、いくつかある米国の格付機関が発行しているレポートの中から一つを選び、そこにあるポートレートに投資を始めました。
ポートレートとは安全の為、複数に分散させる投資先の事で、通常10か所以上に分けて投資する。

 予想通り僕が米国株を始めたあたりから株価は上向きになって行きます。

ただ、最初は勝手がわかっていなくて、もっと安く買えるのに高めの価格で買ってしまったり、不要な売り買いを繰り返したりしましたが、8月半ばには投資額の3~4%程度の利益は出ていました。

しかし、もし個別株ではなく上で紹介した全米インデックスETFのVTIに投資をしていれば7%は利益が出ていたはずなのです。

 今回利用した格付機関が発行しているレポート内のポートレート全体にきちんとした投資を行っていたケースの計算をしてみると5%の利益だったので、確かに勝手がわからなかった為に取りこぼしてしまったのもあるのですが、ただ それでも全米インデックスETFのVTIを下回っていた為、お金を払ってまで購読する意味がないと思い、格付機関が発行しているレポートは解約しました。

 その後、8月中旬以降は再度下落局面がくるのではないかと予想していたので、本当なら抑えるべきでしたが、想定外というか、単純にVTIを買っていたケースの半分程度しか利益が出ていなかったことへの焦りもあり、「下落はもうちょっと先だろう…」などと都合よく考え、そのまま投資額を増やして行きます。

そして米国株をやっている人ならみなさんご存じの8月末ジャクソンホール会議後のパウエル発言により、株価は暴落するのです。
※パウエル ⇒ FRB(米国の中央銀行制度の最高意思決定機関)議長のジェローム・パウエルの事

 しかし「いや、また一旦は上がるはずだから…」と都合よく考えるも、9月に入っても落ち続けます。

投資額の10%程度のマイナスを付けた後、少し上昇した9月12日に持っていた株をすべて売り払いましたが5%程度のマイナスをつけてしまいました。

ただ その後、株価はさらに大きく下落していったので、傷を最小限に留めたとは言えるのですが…

これで得た教訓は、「片側(買い)のみ やってると自分の都合のいい解釈をしてしまう」という事でした。

 世間一般では「株の売りから入る取引は危険」というのが常識になっています、もちろんやり方次第では確かにそういった側面があるのは間違いないです。
しかし、買いからの取引のみ行っていた場合もフラットに見れず、自分に都合よく見てしまいがちになるリスクもあるという事を、今回自分で投資の経験をしたことで知りました。

続く…