ブログタイトル変更後、初の記事は、昨日レイトショーで観てきた中島哲也監督作品、「告白」です。
まず、橋本愛の美しさが異常。
影のシーンとか、まるでファティマ。(ファティマについてはF.S.S.参照)
橋本愛の今後が楽しみです。
映画の中身については、まさにCM界の巨匠と言われる中島哲也監督ならではの世界。
もちろん、「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」や「パコと魔法の絵本」にもそういう部分も見られましたが、今回はかなり踏み込んで、ハリウッドや日本で当然とされているドラマの作り方とは一線を画したものになっています。
前3作の成功が、自由な作品作りに結びついたんではないでしょうか。
まあ、逆に言うと興行的に成功を積み重ねて、有名監督にならないと自分の撮りたい作品は撮らせてもらえないというのが日本の現状と言うことですね。
例えば「時をかける少女」を大ヒットさせた細田守監督ですが、実はジブリで「ハウルの動く城」を撮るはずでした。
しかし、準備も進んでいる状況にもかかわらず、スポンサーサイドから、どうしても宮崎駿が監督しなければだめだということで、監督交代するという経緯がありました。
細田守は「ハウルの動く城」以前に監督した「デジモンアドベンチャー」で日本アニメーション界の若手NO,1監督と言われていましたが、いかんせん監督としての知名度が低かったことが原因での交代だったようで、良い作品が撮れるかどうかとは関係なかったと思わざる終えません。
ちなみに細田守監督の「デジモンアドベンチャー」シリーズ2作の興行成績は合わせて30億円という素晴らしい興行成績をあげているので、どうやら過去の作品の興行成績すら関係なかったようです。
じゃあ、どんな監督だったら宮崎駿の代わりでOKが出るのかと言うと、日本アニメ映画至上最悪と酷評された「ゲド戦記」を監督した宮崎吾朗(宮崎駿の息子)のように、何の実績が無くても親の七光りで最低限の集客見込みがたつことが重要だったようです。
それを物語るのが、鈴木敏夫プロデューサーが宮崎駿の大反対を押し切ってまで宮崎吾郎を監督に据えた事からも、スポンサーがうんと言えば良いだけのことで、作品の品質など二の次、三の次であった事がわかります。
まあ簡単に言うと、日本では良い作品がヒットするとは限らないということが定説となっているため、スポンサーは良い作品が出来るかどうかより、興行成績が目標を上回るかどうかが問題のようです。
なんか、脱線して関係ないことばっかり書いてしまいました。
すまそm(_ _ )m
まあ、しかしここに書いたことは日本映画の問題のひとつに過ぎなくて、もっと酷いことがいっぱいあるのです。
でも、最近は日本映画が好調と言うこともあって、昔ほどはひどくないですけどね。(多分最も酷かったのは’80年代)
話は「告白」に戻しますが、「ハリウッドや日本で当然とされているドラマの作り方とは一線を画したものになっている」という所からもわかると思いますが、誰もが楽しめる作品とはいえません。
とはいえ、個人的には素晴らしい作品だと思います。
このくらいの自由度がなければ映画が芸術として成り立たないとすら思います。
あっ、そうそうAKBヲタは楽しめますよw
ちゃんと出てきますから。
選抜強メンだけですけどね。
それにどこかで見たことがある映像かも・・・ww
最後に、カップルでは見に行かない方がいいですよ。
映画の後、雰囲気が暗くなること請け合いです。