3月の気になった曲、まずは (G)I-DLE の「TOMBOY」。
この曲は、「放課後のときめき」での4年生の担任が記憶に新しい ソヨン先生 率いる (G)I-DLE の1st フルアルバム のリード曲です。
(G)I-DLE って、日本ではそのまま「ジーアイドル」って呼ばれるのが一般的だと思いますが、韓国では、一般的に「アイドゥル」と呼ばれ「グループ名というよりジャンル名じゃない?」といった名前なのが面白いところですよね。
※「アイドル」と「アイドゥル」の読み方表記の違いは英語のなまりが日本と韓国で違うためです。
実際、正式なグループ名は 「(여자)아이들」読みは「ヨジャ・アイドゥル」で日本語に直すと「女性アイドル」となります。
まさにジャンルというか、そういった全体の呼称なので、「私たちが女性アイドルの代表」と言わんばかりの強気な部分が前面に押し出されたグループ名で、今回の楽曲「TOMBOY」では、まさにそれが強調された楽曲です。
また、グループ内にプロデューサーがいるのも珍しいポイントで、それにより日本的な見方でいうと「アイドル」というよりは「アーティスト」に近いと思います。
ちなみに日本の女性アイドルグループにもグループ内にプロデューサーがいるグループもいくつかありますが、(G)I-DLE のように国内チャートで1位を取るようなグループではありません。
ただ、逆に日本のアーティスト枠であるダンス&ボーカル・ガールズグループには、グループ内にプロデューサーがいるのはあまり聞いたことがありません…
もちろん、知らないだけかもしれませんけど…
今回の「TOMBOY」の作詞はプロデューサーの ソヨン で、さらに作曲&編曲のチームの一員でもあります。
非常に攻撃的な楽曲なのですが、楽曲だけでなくパフォーマンスも攻撃的でエッジのきいた表現が素晴らしく、プロデューサーのソヨンがリーダーとしてグループにいることで楽曲イメージがメンバーにリニアに伝わる環境となり、結果としてパフォーマンスに現れているのではないかと感じます。
サビの「TOMBOY」という歌詞のまえに「ピー」というFワードを自主規制した音が入っているのですが、それもこの楽曲の危険で危ない感覚を高めているだけでなく、自主規制されていないバージョンがCDにのみ収録されているというあたりも、セールスや話題性を考えると非常に上手いですね。
とにかく、ソヨン先生に一撃食らって昇天しそうな一曲でした。
それでは、今日はこの辺りで…